【犬の避妊・去勢手術は当然?】リスクや性格への影響について

現在、犬・猫と生活している飼い主さんのほとんどが愛犬・愛猫の避妊・去勢手術をしているのではないかと思います。
一昔前だと「自然なままがいい」とされ、手術はすすめられていませんでしたが、最近では「手術するのが当然」となっているようです。

【愛犬にとってより良い選択を】

飼っている犬、これから飼う犬の妊娠・出産は、飼い主さんが考えておかなければならない問題です。
手術に抵抗がある飼い主さんもいるでしょう。しかし、避妊手術は受けるべきという飼い主さんもいます。

どちらにしても、その愛犬と寄り添って生きる飼い主さんが決めることです。
しっかり情報を集めて、一緒に暮らす愛犬のよりよい未来をじっくり考えてあげましょう。

【健康・長寿のために手術をする】

避妊手術は、望まれない妊娠で不幸な犬を増やさないために行われていた手術です。
しかし最近は、将来起きる可能性のある性ホルモンに関する疾患、または問題行動の防止のために考えられているようです。

特に繁殖の予定がなければ避妊、去勢の不妊手術を受けさせる、というのが今の犬事情の主流のようです。

不妊手術を受けることで、メスは主に乳腺系、オスは主に前立腺などの病気の発生が抑えられるなど、プラスとされることもあります。

メスは発情のたびに心身に大きなストレスを受けますし、オスはケンカや脱走などの問題行動が術後に減少します。
こういったトラブルを回避し、穏やかな日々を過ごせる犬は、よきパートナーとして、より充実した生涯を送れる。

考えた結果として、このような結論に至った飼い主さんが、犬に避妊手術を受けさせることを選んでいるようですね。

【避妊・去勢のメリット】

・望まない妊娠が避けられる
現実的な話として、引き取り手がいない子犬は、どうなってしまうのでしょうか?飼い主さんが想定していない出産は避けるほうがいいです。

・問題行動の減少
オス、メスを問わず、性ホルモンが原因で起きる問題行動が減少します。
メスは発情によってそわそわします。それがなくなり、精神的に安定すると言われています。メスの発情をキャッチしたオスは、さらに激しく、悩ましく遠吠えを繰り返したり、脱走してメスのもとに行こうとしたり、ライバルとなる他のオスとけんかすることもあります。必死に子孫を残そうとしているのですが、不妊手術によって性ホルモンの分泌がなくなるので、こうした問題行動が緩和・減少します。

・病気を防げる
メスは主に乳腺系、オスは主に前立腺などの病気の発生が抑えられます。

 

【避妊・去勢のデメリット】

・性格が変わる
オスやメスとして成熟する前に不妊手術を受けさせると、性ホルモンの分泌が止まって、オスがメスのように、メスがオスのような性格になるというのですが、はっきりとした結論は出ていません。
メスの攻撃性が高くなったり、手術後のオスが以前より甘えるという飼い主さんの報告は聞きます。

・太りやすい
去勢・避妊手術により、性ホルモンの分泌がされなくなり、活動量が減って基礎代謝量が低下します。手術前と同じ食事を与えていると肥満になってしまいます。しかし、多くの場合では、不妊手術したことをかわいそうと思う飼い主さんが、甘やかしておやつやゴハンをたくさんあげてしまうことが原因になっているようです。
こうした場合は、あげすぎをまずやめて、低カロリーなライトや、体重管理を目的にしたフードにしたり、給餌量をしっかりコントロールしましょう。肥満になってしまうほうが、病気にかかりやすくなってしまいます。

・全身麻酔の影響
ワンちゃんの手術には、全身麻酔がかけられます。麻酔に関してはさまざまな経験や意見が飼い主さんの間でささやかれています。去勢・避妊手術に関しても、麻酔は最も大きなリスクということができるでしょう。麻酔への耐性には個体差があり、事前検査を詳しく行っても完全に把握することはできません。また、老齢や体力が低下したワンちゃんには、麻酔をかけること自体が命がけになってしまうことも。
なお、麻酔の後遺症としては、肝臓への負担が知られています。

【わが家のこまこの場合】

避妊・去勢手術に関しては賛否両論あります。

私にも犬や猫だけ病気の予防として臓器を切り取るのはおかしいという疑問があり、前記したように、自然のままが良いと思っています。
また、とある獣医さんは「不妊手術は管理ができるのならばしないほうが良い」という意見がありました。
病気についてはもし、病気になるようならばその時に摘出すればよい。「健康な体の臓器をとるのは必ず弊害がある」という意見でした。

当時は色々調べましたが、デメリットの方を考えてしまって、手術自体に抵抗がありました。

先住犬のこまこは現在4歳半ですが、病気のリスクがあるのは人間も動物も一緒です。
このまま一緒に暮らしていきます。

【わが家のどんぐりの場合】

さて、どんぐりの場合ですが。
こまこが避妊手術をしていないので、一緒に暮らす上では去勢手術を受ける他はないと思いました。

また、かかる費用もメスよりも安くすみますし、オペにかかる時間もメスの避妊よりも短く済みます。
切開する範囲も狭いので、受けさせる予定です。

前記した先住犬であるこまこの場合と「矛盾しているなぁ」と書いていて思いますが、ある一瞬目を離したすきに交尾してしまったら・・・?と考えたら、若いうちにどんぐりに去勢手術を受けさせようと考えました。

こまこの場合は、自然の摂理に任せて病気の早期発見の為に健康診断が一番と思っています。

また、病気の回避や本能的に子孫を残そうとすることを我慢させる(ストレス)必要がなくなることを重視する獣医師もいますし、健康な臓器を取り出すことに抵抗を覚える獣医師もいます
わが家の考えでも後者です。

ですが、一概に言えないということで答えは出ないような気がします。
手術をする・しないにしても、メリット・デメリットがあるので。

すべては飼い主が決めるしかなく、熟慮の末の結論であれば、おそらくそれが正しいと思っています。

 

続く。